2023年6月8日

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【2023年7月レポート】虫博士と森を歩こう!

参加者の皆さんが集まってくるとまず、並べられた鹿の骨や、鹿の皮で作られたタンバリンなど の鹿皮製品に興味津々!そんな中プログラムがスタートしました。

始めは講師である新田さんの挨拶、そして今回の内容について説明がありました。


【まんが肉を作ろう!】

ここからは参加者のみなさん自ら鹿肉を調理してもらう「まんが肉づくり」です!

始めにミンチ状の鹿肉と炒めた玉ねぎ、塩やガーリックパウダーなどの調味料をジップロックに入 れて、よくこねていきます。

混ざったらお肉を本物の鹿の骨に巻き付けて、アルミホイルで包み、鉄板の上に置いて焼き上が るのを待つのみです!

まんがの中で見たお肉が出来上がっていくにつれて、大人、子供関係なく目が輝いていきます!

そんな「まんが肉」の横では木に吊されながら骨についた鹿肉も一緒に火の上で焼かれていきま
す。


焼き上がるまでの間は新田さんとお話をしながら、猟師や、鹿と森との関係について勉強してい きます。


【焼かれているお肉は誰が獲ったお肉なの?】

このお肉は新田さんと繋がりのある猟師さんが獲ったお肉です。

カーリマンには丹波市の猟師、約25名から鹿を捕獲すると連絡がきます。

その後、猟師さんから鹿を買い取り、新田さんがそのお肉を裁き、処理した後に、今回焼かれて いるお肉や、わんちゃん用のお肉などに加工されて私たちの元へ届きます。


猟師さんは鹿を仕留めた後に多くの手間がかかるにも関わらず、その後には多くの鹿が破棄されて いるのが現実です、そんな鹿の命を無駄にせず美味しく命を頂く、そのような取り組みもカーリ マンの特徴の一つです。


【美味しい鹿肉ができる秘訣】
鹿肉の美味しさは鹿を捕獲する時から決まってきます。

カーリマンの使用する鹿は捕獲する時に空気銃を使用しています。

空気銃を使用する理由としては捕獲する時に鹿にストレスをかけないようにするためです。

他にも鹿にとって人間はとても怖い存在のため、人の姿を見つけただけでパニックを起こしてし まいます。

そのため、猟師さんは鹿に見つからないように約30メートル先から鹿を仕留めます。

このように鹿にストレスをかけないようにすることで、美味しい鹿肉が頂けるんです。


【なぜ鹿を獲らないといけないの?】

戦争が起きた時代に日本の森が少なくなってしまったことから、鹿の量も減少した時代がありま した。
その時には猟師さんも年に1頭しか獲ってはいけないと法律で決められたほどです。

しかし、鹿は一夫多妻制のため繁殖率がとても高く、今度は一気に鹿の数が増えてしまいまし た。

森には草食動物である鹿が食べる植物が減り、食べない植物が増えたことで、自然のバランスも 崩れてきていました。


このように、鹿を獲らなければいけなくなっているにも関わらず、過去の法律から猟師さんの人数 も減り、現在では高齢者問題から更に人数が減ってきているのが現状です。


色々とお話を聞いているとお肉も焼けてきました!


焼き上がったお肉は、部位の名前や特徴を聞きながら目の前で切り分けてもらいます。

今回は「まんが肉」に加えて、足と肋のお肉を頂きました。


カーリマンの鹿肉はそのままでも美味しく頂けるように作られているため、肋のお肉は骨にかぶ りつきながらワイルドに食べてもらいます!

足のお肉もそのまま食べても、もちろん美味しいですが、オープンサンドやホットサンドなどでも 美味しくいただけます。


普段私たちが食べるお肉はスーパーなどでよく見る、綺麗にタッパーに入れられた状態が多く、命 について考える時間がどうしても疎かになってしまいます。

人間が原因で捕獲しなければいけない鹿を通して普段頂いているお肉や魚などの命の大切さ、そ して、その命を無駄にせず美味しく食べることの大切さも改めてこのプログラムを通して体験でき たと思います。